イシダタミ貝

概要

イシダタミ (石畳) はニシキウズ科の巻貝です。

生態

イシダタミ貝はスガイなどと同様に海の浅いところの岩などに棲息します。

飼育した感想

殻が綺麗で顔も可愛らしい

イシダタミ貝の殻には様々な色や模様がありどれも美しいものです。そして目は黒くて大きくわかりやすい顔付きをします。足をうねられて「走り回る」様子も夢中で見られます。そのためイシダタミ貝は鑑賞目的でも魚類に全く劣らないと感じます。

安定して飼育する方法を確立したいところです。

飼育可能だが、不明な事が多い

現在は大き目の容器にイシダタミ貝とガンガラの仲間とを入れてエアレーション有りで飼育中です。

イシダタミ貝は元気ですが、餌がわかりません。ガンガラの食べ残した餌 (ワカメ) を食べるのかもかれしません。

飼育下では水から出ることはあまり無く容器の壁や石の表面を歩き回ります。

苔を食べてくれる

巻貝ではあまり無いことですが、海の生き物を飼育すると容器の壁に緑や茶色の苔の様な物が生育します。イシダタミ貝はこの「苔の様な物」を好んで食べます。

イソギンチャクを飼育中の容器にイシダタミ貝を入れるともの凄い勢いで苔を食べてくれました。ただしその容器にイシダタミ貝を入れたままにして飼育するのは難しい様でした。苔はすぐに無くなるし、どうやらイソギンチャク容器の水質はイシダタミ貝の好みでは無いみたいです。

これはまだ試したことはありませんが、空の容器に自然の海水を入れて明るいところに放置して苔を増殖させればイシダタミの餌を確保できるかもしれません。

飼育の記録

最初はホンヤドカリやイソギンチャクと共に飼育しましたが、一箇月程で死亡しました。

次にタマキビ貝と一緒に飼育しました。これは数箇月生き残りましたが徐々にやせ細り動かなくなりました。

もう一度きちんと飼育したくなり三個体を海から連れてきました。小さな容器に海の石をいくつか入れて飼育してみました。赤い煉瓦の様な石を入れておくと赤い糞をしたことから石の表面の何を齧り取って食べることが推察されます。

その後、置き場の問題でガンガラを飼育中だった大きな容器に統合しました。

今のところイシダタミ貝達はガンガラ達と共に元気で居ます。元気である理由が分からず気になるため色々試して調べたいところですが、過去に沢山死なせたことから今は下手に触らず様子を観察中です。

参考情報

奥付