スガイ (酢貝、スガヒ) を紹介します。
その特徴は Wikipedia のスガイの項目を読むとわかりやすいです。そちらを参考に簡単に書きます。
スガイは岩の多い所に棲息します。小さな岩を拾ってみると岩についたスガイを簡単に見つけられます。岩同士の隙間や壁のひび割れの中にもよく居ます。
殻の表面にはカイゴロモの他にフジツボなども付くことがあります。スガイそのものが生きた岩の様に見えます。
スガイの動きは遅くのんびりとした印象を受けます。そしてタマキビ貝等と比較して水質の変化に弱い様ですが、動きが緩やかであるが故に元気を無くした事に気づきにくいため注意が必要です。
餌やりについても餌を中々食べず餓死しないか心配になります。
エアレーションは必須ではありませんが、あった方が元気かもしれません。
スガイのゆったりとした仕草はとても愛らしく、飼育してみれば気難しいところも含めて好きになれるはずです。
令和六年初夏、ヤドカリなどと一緒にスガイの飼育を試みました。初めは全滅しましたが、その後に飼育では二個体程生き残りました。タマキビの飼育を始めてからは生き残ったスガイもタマキビの容器に移しました。今でも当時の一個体が健在です。
同年八月頃、ガンガラの仲間の飼育を始めてエアレーションのある水槽を用意したためスガイもそこに移しました。
同年八月十七日、カイゴロモやフジツボのついた二個体を連れてきました。片方は十一月に体調を崩したため死亡する前に元の場所に逃しました。もう片方は今も元気です。
同年十月二十日、海から石や砂をとってきたところ、一センチ程の小さなスガイが四個体紛れ込んだためそれらも飼育しました。
同年十一月中頃、スガイの飼育方法を確立するために専用のボトル水槽での飼育を開始しました。