OpenBSD Laptopの設定

・たかし、2023-12-24 (陰暦11月12日)、2025-03-07 (陰暦02月08日)
・OpenBSD 7.5 (amd64)、Let's note CF-J10

OpenBSD を laptop PC で使用する際の環境設定。
詳細な手順は省略し、注意点のみを記載。

OpenBSD の導入 (install) については次の資料も參照。

Installing OpenBSD 7.6 on your laptop is really hard (not)
IRCNow | Openbsd / OpenBSD 7.5 Install Guide
Hyper-V 仮想マシンへの OpenBSD のインストール (OpenBSD 7.0)


  OS の導入

OpenBSD FAQ: Installation Guide

OpenBSD の導入 (install) をする前に USB 記憶媒體を用意する。

・OpenBSD の website から install*.img を取得する
・USB 記憶媒體 (flash disk) に install*.img を書き込む

OpenBSD の dd を使用して書き込む例
(注意、「rsd1c」には實際に書き込みたい媒體を指定すること)

$ doas dd if=install75.img of=/dev/rsd1c bs=1M

書き込みできたら、

・USB 記憶媒體を Laptop に插入して PC を起動する
・BIOS (UEFI) から、USB 記憶媒體を選擇して boot する
・installer の表示内容に從ひ、導入作業を行ふ

以降の記述では、次の設定を濟ませたことを前提とする。
導入中で、導入後でも設定は可能。

・network 接續
・root でない一般の user の作成
  その user を wheel の group に所屬させる
・xenodm (X11) の有效化


  初囘起動

xenodm が有效だと OS 起動後に GUI の login 畫面が表示される。
一般 user として login して、以降の設定を進める。
尚、初期設定のままだと login 後に Fvwm と XTerm とが起動する。


  doas の設定

一般利用者でも root として command を實行できる樣、doas を設定する。

$ su
Password: [root の password を入力して enter を押す
# cp /etc/examples/doas.conf /etc/
# exit

$ whoami
tak4
$ doas whoami
Password: [一般 user の password を入力して enter を押す]
root

doas の實行時に password を入力不要にするには、/etc/doas.conf の記述に nopass を追加する。

permit keepenv nopass :wheel


  User の group を追加

OpenBSD は group ごとに資源の割當を制限する。
user を staff といふ group に所屬させると制限が緩和される。
staff に所属させるには usermod -G staff [名前] を使用する。

$ doas usermod -G staff takasi

group ごとの制限の内容は /etc/login.conf で確認、變更できる。


  Daemon の設定

OpenBSD FAQ: System Management > System Daemons

daemon の設定は rcctl [enable|disable|start|stop] [daemon 名] で行ふ。

・$ rcctl enable NAME - daemon を有效化 (OS 起動時に自動で開始される)
・$ rcctl start NAME - daemon を開始 (事前に有效化が必要)
・$ rcctl stop NAME - daemon を停止
・$ rcctl disable NAME - daemon を無效化

daemon の設定は /etc/rc.conf.local に保存される。
(これを直接編輯することもできる)。

普段使用する PC では、次の daemon を無效にしていい。

・cron
・dhcpleased
・ntpd
・pflogd
・resolvd
・slaacd
・smtpd
・syslogd


  Wifi の設定

OpenBSD FAQ: Networking

OS を導入した後に追加で wifi を設定する手順について。
network に關する設定は次の場處に保存される。

・/etc/hostname.if - SSID、IP address などの設定
・/etc/resolv.conf - DNS nameserver の設定

hostname.if の「if」には network interface の名前が入る。
(例、/etc/hostname.athn0)
network interface の名前は ifconfig の出力から探すとよい。

/etc/hostname.if の設定例を示す。
「0xffffff00」の部分は subnet mask。
OS の導入完了後の設定では「!route add」行で default gateway の設定が要る模樣。

join SSID wpakey PASSWORD
inet 192.168.1.61 0xffffff00
# default gateway
!route add -mpath default 192.168.1.1

/etc/resolve.conf には、DNS nameserver の IP address を指定する。
典型的には default gateway と同じ。

nameserver 192.168.1.60
lookup file bind

設定をしてから PC を再起動すると wifi に接續される。
再起動の無しで接續する方法は未調査。


  Package の追加

OpenBSD FAQ: Package Management

package の追加や削除には、pkg_add、pkg_delete を使用する。
・doas pkg_add NAME - package を追加する
・doas pkg_delete NAME - package を削除する
・doas pkg_info -Q NAME - package を名前で檢索する
・doas pkg_add -ui - package を更新する

手動で追加した package の一覽は pkg_info -m で確認できる。
時々、不要な package を削除するとよい。

筆者がよく使用する package を一覽にしておく。

CLI 關聯
$ doas pkg_add git nano rsync

GUI 關聯
$ doas pkg_add ffmpeg nsxiv mupdf xclip
拘りがなければ、mupdf は mupdf-js でない方を選擇

英字書體
$ doas pkg_add hack-fonts liberation-fonts

日本語書體
$ doas pkg_add migu mixfont-mplus-ipa unifont vlgothic

日本語入力
$ doas pkg_add uim-gtk uim-gtk3

Web 閲覽
$ doas pkg_add dillo firefox-esr netsurf-gtk3 w3m
拘りがなければ、w3m は w3m-image でない方を選擇


  その他、OS 全體の設定

フタを閉めたときに休止狀態にさせたくない場合、/etc/sysctl.conf に「machdep.lidaction=0」を追記する。

XConsole を自動で起動させたくない場合、/etc/X11/xenodm/Xsetup_0 を編輯する。
XConsole の行を comment out すればよい。

$ doas sed -i.bak -e'/\/bin\/xconsole/s/^/#/' /etc/X11/xenodm/Xsetup_0


  User ごとの環境變數

OpenBSD FAQ: System Management > Character Sets and Localization

環境變數は ~/.profile に定義する。
ksh が「login shell」として起動された時に ~/.profile が讀み込まれる。
(具體的には、TTY から login した時など)。
後述の通り X11 の起動時に明示的に讀み込むと良い。

便利に使用するため、~/.profile の内容を追記する。
・PATH に ~/.local/bin を追加する
・UTF-8 を有效にする (假名や漢字などを表示可能にする)
・ksh の起動時に ~/.kshrc を讀ませる (alias の定義用)

export PATH=~/.local/bin:$PATH
export LC_CTYPE=en_US.UTF-8
export ENV=~/.kshrc

尚、表示言語を日本語にするには export LANG=ja_jp.UTF-8 を指定します。

OpenBSD の公式文書には LC_CTYPE を後述の ~/.xsession に記述する旨の記載がある。
筆者は X11 と無關係な環境變數を原則 ~/.profile に定義することを推奬する。
X11 なしで login した場合にも環境變數が摘要されるためである。


  User ごとの X11 關聯の設定

OpenBSD FAQ: The X Window System

OpenBSD の初期設定の WM (window manager) は Fvwm である。
~/.xsession を作成すれば、
別の WM を使用したり、X11 關聯の設定を變更したりできる。
~/.xsession の記述例は次の通り。

. ~/.profile
xbacklight -set 0 &
xset b off &
setxkbmap -option caps:ctrl_modifier &
xsetroot -solid black &
xidle -timeout 300 &
cwm

・~/.profile の内容を讀み込む (環境變數)
・液晶の輝度を 0 に設定する
・beep を鳴らさない
・Ctrl と Caps Lock とを逆にする
・背景色を黑にする
・一定時間操作が無い時に password の再入力を求める
・cwm を起動する


  他に導入・設定したい物

apmd (電源管理)
cwm (OpenBSDのWindow Manager)
GTK3・GTK4のDark Theme
Uim + Anthyで日本語入力
XTerm


  奧附

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