Dillo (FLTK採用の輕量UA)

概要

Dillo は素早く起動できて主記憶の消費量も少ないウェブブラウザーです。

公式 website はこちら。

導入 (OpenBSD)

$ pkg_add dillo

起動

dillo を起動する時の引數で URL や HTML 文書への path を指定できます。

$ dillo https://dillo-browser.github.io/
$ dillo test.html

操作

操作は直感的なため詳しい説明を省きます。

上部の「Panel」にある「Toolbox」から CSS や畫像讀み込みの ON/OFF や「Panel」の大きさを變更できますが、Dillo を終了すると設定は初期化されます。設定を永續化するには後述の dillorc を編輯します。

閲覽中の HTML の構文に誤りがあれば、それを示す赤い蟲のアイコンが畫面右下に現れます。それをクリックすると詳細が表示されます。リンクを辿るだけで HTML の構文を檢證できるのは大きな長所です。

dillorc

設定ファイル dillorc を複製して ~/.dillo/ に配置し、編輯します。

$ mkdir -p ~/.dillo/
$ cp /etc/dillo/dillorc ~/.dillo/

書體の設定

書體 (font) は dillorc で設定します。

初期設定では日本語を表示できないため、書體の設定は必須です。5つの設定項目に、日本語の書體を1つづつ設定します。

例です。基本は IBM Plex Sans JP を使用して、等幅のみ VL ゴシックを設定します。

font_serif="IBM Plex Sans JP"
font_sans_serif="IBM Plex Sans JP"
font_cursive="IBM Plex Sans JP"
font_fantasy="IBM Plex Sans JP"
font_monospace="VL Gothic"

細かな設定内容

dillorc の設定例です。

畫像は、ON にするまで讀み込まない
load_images=NO
CSS は、ON にするまで讀み込まない
load_stylesheets=NO
parse_embedded_css=NO
文字の大きさを約 16px にする (要微調整?)
font_factor=1.12
起動時や「Home」クリック時に空白を表示
start_page="about:blank"
home="about:blank"
「Home」クリック時に w3mboomark.html を表示する
home="file:///home/ユーザー名/.w3m/bookmark.html"
HTTP header の調節 (飽く迄も例)
http_language="en-US,en;q=0.5"
http_user_agent="Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; rv:128.0) Gecko/20100101 Firefox/128.0"
Referrer を送信しない
http_referer=none
(I2P の Address Helper を使用する場合、この設定は非推奬)
「Panel」の大きさを指定
panel_size=tiny
「Panel」にあるアイコンを小さく
small_icons=YES

cookiesrc

Cookie を有效にするには ~/.dillo/cookiesrc を編輯します。

特定のドメインでのみ Cookie を許可する例です。

DEFAULT DENY
.076.moe ACCEPT
.bibi.moe ACCEPT

すべてのドメインで Cookie を許可するなら DEFAULT ACCEPT を指定します。

domainrc

~/.dillo/domainrc を作成すると、別のドメインから畫像や CSS を受け取らない樣に制御できます。書き方は /etc/dillo/domainrc を參考にします。

例です。

default deny
# accept access counter
freshmia.starfree.jp smart-counter.net

User CSS

~/.dillo/style.css に CSS を書くとすべての文書のスタイルシートが上書きされます。これは CSS の讀み込みを OFF にした時でも適用されます。

例です。行の高さを調節します。

body { line-height: 1.5 }

style.css のスタイルシートは HTML 制作者の用意した CSS よりも優先されるため、凝つた記述は避けた方が無難です。

I2Pへの接續

先に i2pd を導入します。

Dillo で I2P に接續するには、環境變數 http_proxy に I2P の HTTP proxy の URL を指定します。

$ http_proxy='http://127.0.0.1:4444' dillo

永續化するには次の樣なシェルスクリプトを作成します。これで dillo の代はりに dillo-i2p と入力して I2P に接續できます。

dillo-i2p
http_proxy='http://127.0.0.1:4444' exec dillo $@

Torへの接続 (torsocks)

Torsocks で Tor に接續する方法です。

まづ、torsocks (及び Tor) を導入して、設定ファイル (/etc/torsocks.conf) に AllowOutboundLocalhost 1 を記述します。

torsocks 經由で Dillo を起動すると、Tor に接續できます。

$ torsocks dillo

永續化するには次の樣なシェルスクリプトを作成します。

tsdillo
exec torsocks dillo $@

Torへの接續 (proxychains)

續いて、ptorxychains で Tor に接續する方法です。

まづ proxychains (及び Tor) を導入して、設定ファイル (/etc/proxychains.conf) から # localnet 127.0.0.0/255.0.0.0 といふ記述を探して、# を消します。

proxychains4 經由で Dillo を起動すると、Tor に接續できます。

$ proxychain4 dillo

永續化するには次の樣なシェルスクリプトを作成します。

pcdillo
exec proxychains4 dillo $@

細かい注意點

參考

關聯

奧附