タマキビ (玉黍、玉黍貝、タマカビガイ、タマキビガヒ) はタマキビ科の巻き貝。
タマキビは河口や磯などに生息する貝であり岩の隙間でよく見つかる。 水面より上の乾いたところで蓋を閉めて休眠する個体が多い。 海水につけられてすぐ動き出す個体は活きが良いため、その様な個体を選んで飼育すると良い。 持ち帰る時は蓋のある容器に入れると安心。
タマキビ貝の飼育方法も参照。
「普通の」タマキビは近縁のアラレタマキビやマルウズラタマキビより丈夫で飼育しやすい。
タマキビの仲間は壁に張り付いたまま蓋を閉められる。 粘液を出して殻を壁などに固定してそのまま眠る。 他の多くの貝は岩から離れた時のみ蓋を閉める。
タマキビは「水が苦手」とされるが、飼育下では陸地と水中とを往き来する。 それでも環境に慣れるまでは水槽の天井などにへばりつくことが多い。
野生個体の色や模様は個体差が大きい。 ところが飼育する内に新しくできた殻は大体同じ色になる。 飼育環境や餌によって殻の色が決まるのかもしれない。 色の異なる部分が目立ってきたら、長く一緒に暮してきた証拠。