tint2 (Panel・Taskbar)

1. 概要

tint2 は Panel や Taskbar と呼ばれる種類のソフトウェアです。これを cwm と組合せることで、cwm に足りない Taskbar を實現し、現在の表示中の Group やウィンドウの一覽といつた狀態を視覺化できます。

2. 使用方法

2.1. 導入

OpenBSD では「# pkg_add tint2」で導入できます。

tint2 を導入したら、「$ tint2 &」で起動します。X11 の起動スクリプト (~/.xsession など) に記述しておくと良いでせう。

起動すると、画面の下端に Panel が表示されます。

2.2. tint2conf

tint2conf を使用して tint2 の擧動などを設定できます。設定内容は「~/.config/tint2/tint2rc」に保存されます。

tint2 の初期狀態では Panel の左端のアイコンから tint2conf を起動できます。

筆者の設定内容を次に示します。

Panel から不要な項目を削除
[Panel items] を開き、[Elements selected] 欄のうち、[Taskbar] を殘し、それ以外を [Elements available] に移す
[Battery] を [Elements selected] に追加する
補足…筆者は置時計を好む
Launcher (軟件の起動) をすべて削除
[Lancher] を開き、の中身をすべて [Elements available] に移す
Taskbar の項目からアイコンを削除、題名を左寄せにする
[Taskbar] を開き、

2.5. 操作方法

tint2 の Taskbar の操作を紹介します。ここでは Task といふ用語を「項目」と表現します。

ウィンドウを最小化する
項目にマウスを乘せてホイールを下に囘す
ウィンドウを再表示する
ウィンドウにフォーカスする
項目を左クリックする
ウィンドウを閉ぢる
項目を右クリックする
Taskbar 上の項目の竝びを變へる
項目を左右にドラッグする
補足…實際のウィンドウの竝びが變はるわけではない

尚、Taskbar の項目にマウスを乘せると完全な題名が表示されます。

3. 問題解決

3.1. cwmでウィンドウを最大化するとtint2が隱れる

cwm の初期狀態では、ウィンドウを最大化 (Ctrl + Alt + m) した際、tint2 が隱れてしまひます。これを囘避するには設定ファイル「~/.cwmrc」に次の行を追加します。

尚、gap のパラメーターは、「gap 上px 下px 左px 右px」ですから、tint2conf で Panel の位置や大きさを變更した場合、gap の記述も調節する必要があります。

4. 參考

5. 關聯

奧附