海水を捨てられない
海の生き物を飼育するには海水の定期的な交換が必要。
だが古い水を捨てるのに抵抗がある。
海水をよく見ると微生物の泳ぐ様子が見える。
だから海水そのものが生き物の様に感じて捨てられない。
古い海水は空の容器などに入れて溜めてある。
汚れが下に沈むと澄んでくるし、何ヶ月かたつても微生物の姿が見える。
だから「まだ飼育水に使用できるかも」と感じてくる。
置き場が無くなり次第捨てるのだが、またすぐに貯まる。
似た理由で、要らなくなった石、砂利、貝殻なども乾かしたくない。
その様なものばかり集めた、生き物の居ない水槽まである。
なんとなく、風水の好きな人からすると「有り得ない」気がする。
奥付
『瀬戸内海の小さな生き物たち』目次
たかし、令和七年三月十九日
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