コシダカガンガラ (腰高岩殻) は海の巻貝。
(飼育個体)
干潮時も水に浸かる様なところで見つかる。
水中の岩などに不着することが多い。
殻は丸みを帯びた三角形。
頭にある短い柄の先に眼がある。
服足の裏は橙色で、周りに触角の様な突起が複数ある。
本種は環境に慣れると丈夫で飼育しやすい。
飼育下では活発に移動し、餌をよく食べる。
体も大きいため本種を眺めると時間がすぐに過ぎる。
幅 30 センチメートルほどのプラスチック容器を使用した。
酸素供給と濾過のために投げ込み式フィルターを設置した。
餌は乾燥ワカメや焼き海苔などを水中に放り込むと貝が自分で探して食べる。
他にはプレコの餌も食べる。
飼育開始直後は水面より上に登ることが多い。
見つけ次第、水中に戻すと水から上がることは減る。
シェルペディア コシダカガンガラ, Omphalius rusticus (Gmelin, 1791)
生きもの好きの語る自然誌 コシダカガンガラ Tegula rustica
コシダカガンガラ Omphalius rusticus (Gmelin) - 島根大学標本資料類データベース
『瀬戸内海の小さな生き物たち』目次
更新 令和七年九月三〇日