イシワケイソギンチャク (石わけ磯巾着) は
ウメボシイソギンチャク科のイソギンチャク。
(飼育個体)
磯の岩の上や砂地に棲息する。
体に藻類が共棲して居るため触手が茶褐色に見えるが、藻類が死滅すると白くなる。
触手や口の周りに黄色の縞模様があり美しい。
本種は極めて頑健で飼育しやすい。
筆者の手元では令和五年頃に採集した個体が令和七年現在も健在。
採集当初に現地の海水と共に瓶に入れ、一箇月も放置してしまったが元気だった。
水槽は百円均一店の 10 センチ未満の丸い硝子容器。
水槽の上の方までたっぷりと水を入れる。
換水は、水が臭くまる前に半分以上の水を交換する。
海水が蒸発した場合は真水を足す。
餌は乾燥エビや配合資料 (ザリガニのエサ、金魚のエサ) をやる。
イソギンチャクが触手を開いて居る時に、口元に餌を置く。
イソギンチャクは触手で餌を口元に運び、しばらくして消化された餌を吐き出す。
消化済みの餌は取り除く必要がある。
イソギンチャクは最初は底に居るが、徐々に上に登る。
恐らく水質の悪化などに伴って移動する。
水質が改善した後も、特に戻る理由が無いから上に留まる模様。
尚、筆者はイシワケイソギンチャクと同じ水槽にアラムシロを同居させて居る。
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更新 令和七年十月十二日