ibus-anthyで日本語入力

・たかし、2025-05-24 (陰暦04月27日)
・OpenBSD 7.7、IBus 1.5.31-rc1、ibus-anthy-1.5.16p1

Anthy の使用方法は「Uim + Anthyで日本語入力」も參照。


　　導入

まづpkg_add で ibus と關聯する package とを導入する。

$ doas pkg_add ibus ibus-anthy ibus-gtk2 ibus-gtk3 ibus-gtk4

.xsession に次の樣に記述する。

export LC_CTYPE=en_US.UTF-8
## ibusの設定ここから
export GTK_IM_MODULE='xim'
export QT_IM_MODULE='ibus'
export GLFW_IM_MODULE='ibus'
export XMODIFIERS='@im=ibus'
if [ -x /usr/local/bin/dbus-launch -a -z "$DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS" ]; then
  eval `dbus-launch --sh-syntax --exit-with-x11`
fi
ibus-daemon -drx
## ibusの設定ここまで
cwm

尚、GTK_IM_MODULE='ibus' とすると Firefox で日本語を入力できない。
又、GLFW_IM_MODULE が必要かどうかは未確認だが、念のため記述した。


　　起動、設定

前述の通り package の導入と .xsession に記入をする。
その後、xenodm から login すると ibus が起動する。
ただし初期設定では Anthy が起動しないので ibus 及び anthy の設定を變更する。


設定を變更するには、ibus-setup を起動する。

$ ibus-setup

初期狀態では Anthy が無效であるため、Anthy を有效にする。

・「Input Method」を開き「Add」をクリックする
・「Japanese」の「Anthy」を選択する

次に、Anthy に對する設定を行ふ。

・「Input Method」を開き「Japanese - Anthy」を選擇し、
　「Preferences」をクリックして Anthy の設定畫面を開く
・「Key Biding」の「on_off」を選擇して「Edit」をクリック
　- 「Ctrl+J」を削除 (誤作動防止)
　- 必要に応じて「Ctrl+space」を追加 (US 配列で IME を有效にするため)
・かな入力をするには「Genenal」の「Typing Method」を「Kana」に變更

設定後、念のため xenodm から再度 login する。
これで全角半角、或は「Ctrl+space」で日本語入力ができる樣になる。


　　補足

・US 配列でかな入力をした時のキー割當が、uim + Anthy の場合と若干異なる
・幾つかの軟件で入力を試みたが、滿足に入力できる
　- XTerm
　- Dillo
　- SeaMonkey
　- Firefox
　- Dino
　- Kolourpaint
・辭書などは uim-anthy と同じく ~/.anthy/ 配下のファイルが使用される


　　問題解決

ibus-anthy では OS の設定を無視してキー配列を JIS 配列にする。
OS のキー配列が US 配列であり Anthy でも US 配列を使用するには次の設定が必要。

・ibus-setup の「Advanced」を開く
・「Keyboard Layout」の「Use system keyboard layout」を有效にする


　　參考

・IBus - ArchWiki (日本語)
・Input J apanese using ibus - ArchWiki (英語)


　　奧附

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