LibreOffice

1. 概要

LibreOffice は事務作業向けのソフトウェアのセットであり、Writer (文書生成)・Calc (表計算) など複數のソフトウェアが1つになつたものです。

LibreOffice の使用方法は自明ですが、込入つたところがあります。ここでは、試したことや調べたことを中心に取り上げます。

2. 使用方法

2.1. 導入

OpenBSD に LibreOffice を導入するには次のコマンドを root で實行します。

「-java」のついたパッケージがなければ、LibreOffice を起動しても「スプラッシュスクリーンのあとでエラーになります。「-jp」のパッケージは無くても動きますが、日本語化には必須です。

LibreOffice 關聯のパッケージは多數あるため、「$ pkg_info -Q libreoffice || less」などで確認すると良いでせう。

2.2. 起動

Libre Office の起動について。デスクトップ環境を使用する場合は、アプリケーションの一覧から LibreOffice の各プログラムを起動できるはずです。WM (ウィンドウ管理) を使用する場合はコマンドラインから起動します。日本語で使用するには、環境變數 LANG を設定する必要があります。次の樣に起動すれば良いでせう。

コマンド「libreoffice」を起動すると LibreOffice 全體のメニューが表示されますが、「--calc」などをつけると特定のプログラムを直接起動できます。

尚、コマンド「libreoffice」は「soffice」へのシンボリックリンクです。

Writer (文書生成)

Writer 固有の Tips です。

既定の書體を變更する
筆者の環境だとデフォルトが Unifont で、見出しがガタガタになつた…
[ツール(T)] - [オプション(O)] - [LibreOffice Writer]
(FontConfig の sans serif とかをそのまま使用してくれれば良いのに)
縱書きにする方法
[書式(O)] - [ページスタイル(P)…] - [文書の方向] - [左から右へ (縦書き)]

3. 問題解決

3.1. Warning: failed to launch javaldx

パッケージ「libreoffice-java」は必ず追加してください。これが無い場合、LibreOffice を起動しても「スプラッシュスクリーン」が表示された後にエラーで終了してしまひます。

エラー内容
$ libreoffice
Warning: failed to launch javaldx - java may not function correctlyUnspecified Application Error

4. 參考

奧附