i2p 接続方法、OpenBSD

--- 基本

まづ、i2pd パッケージを追加します。

$ doas pkg_add i2pd

そして i2pd の有効化と開始とを行ひます。

$ doas rcctl enable i2pd
$ doas rcctl start i2pd

デフォルトでは、
i2pd の HTTP プロキシーは「127.0.0.1:4444」で受け付けます。

ブラウザーの設定で、

・プロキシーのホストを「127.0.0.1」に
・ポート番号を「4444」に

この樣に設定すると、i2p に接続できるはずです。

dillo の場合は次の様に起動します。

$ http_proxy='http://127.0.0.1:4444' dillo

ブラウザーを起動したら次の様な URL に接続できることを確認します。
(これは OpenBSD の i2p サイト)

http://ahwlj76krc5do77pibighi2frqmfccpezyiqfmiernvivwomgvuq.b32.i2p/

--- Address Helper

短い「.i2p」ドメインに接続する方法を紹介します。

まづ次の様な URL に接続を試みます。

http://openbsd.i2p/

恐らく最初は、
「Proxy error: Host not found」なるエラーが表示されるはずです。
エラーが表示されたら、
エラー文の下にある「reg.i2p」のリンク先に移動します。

リンク先では
Query result for "openbsd.i2p" の見出しが表示されます。
同じ画面にある Addresshelper: Go to site のリンク先に移動します。

リンク先で更にリンクを何度か辿れば、
目的のサイト (ここでは openbsd.i2p) に接続できます。

尚、何度かリンクを辿つても表示が変化しない場合、
ブラウザーのリファラーを有効にしてみてください。

--- 通常のインターネットとの併用

基本的に i2p プロキシーでは i2p サイトにのみ接続できます。
最初のうちは、
i2p サイトを閲覽したい時のみプロキシーを設定するか、
i2p 用にブラウザーを分けてください。

ここでは、通常のインターネット接続するための機能
「outproxy」を説明しません。

privoxy を併用すれば、
ドメインごとに自動で i2p プロキシーを切換へられます。
ただし保安上注意するべき点があるため、
今回は privoxy を説明しません。

--- i2pd.conf

/etc/i2pd/i2pd.conf を編集すれば i2pd の設定を変更できます。
設定を反映するには、i2pd を再起動します。

$ doas vi /etc/i2pd/i2pd.conf
$ doas rcctl restart i2pd

--- 奥付

・『針千本計劃』目次、CC0
・令和七年一月三日、二月一〇日