アツブタガイ (厚厴貝、アツブタガヒ) はヤマタニシ科の陸棲巻貝。
山や林の、落ち葉の下などに棲息。
夏の雨上がりによく見つかる。
・殻はカタツムリの様な渦巻きの形
・殻の蓋の中央に黒ずんだ点がある
アツブタガイの棲息地を狙って探し当てるのは難しい。
筆者は親族の墓の周辺や雑木林で偶然見つけた。
雨上がりに道路の脇で、雨水に流された個体が多数見つかることもあった。
アツブタガイは「原始紐舌目」に分類される。
一般的なカタツムリは「柄眼目」に分類される。
この二つは体の構造が異なる。
・アツブタガイには蓋がある
・アツブタガイは首が短い
・アツブタガイの触角は二本 (カタツムリの触角は四本)
・アツブタガイの眼は触角の付け根にある (カタツムリの眼は大触角の先端にある)
アツブタガイは単純な方法で飼育できる。
・飼育容器は硝子の瓶など
・床に水苔を敷き、水苔は常に湿らせておく
・餌は、キュウリやレタスなどの野菜
床の水苔を食べるため餌の野菜は少なくても良い。
紙きれやティッシュペーパーもよく食べるが栄養があるかどうか不明。
飼育下では冬でも元気よく動き回る。
・アツブタガイ - 広島大学デジタル博物館
・裏山のアツブタガイ - 田中川の生き物調査隊
・アツブタガイ : 生き物屋ガラパゴス
・アツブタガイ 種の解説|福岡県レッドデータブック
・アツブタガイ|西宮市ホームページ
・落ち葉の下の貝・元宇品のアツブタガイ - アース・ミュージアム元宇品
・市内で見られる貝(写真)
・Microshells: Cyclotus campanulatus アツブタガイ
・福山市瀬戸町の生き物 アツブタガイ
・嵐山町web博物誌 アツブタガイ
・雨が降ったら出かけよう!カタツムリ観察のすゝめ|キュリオス沖縄
・アツブタガイ(過去ネタ) - umihebierabuログ
・IV.神戸の陸貝・あれこれ(6)ふたのある陸貝
・かたつむりの戸締まり - 株式会社バイオーム
『瀬戸内海の小さな生き物たち』目次
作成 令和七年七月二十二日
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