観察日記、令和8年(2026年)

令和8年3月10日

『瀬戸内海の小さな生き物たち』のホームページが肥大化してきた。 これからの観察日記は一年単位で一つの記事にしよう。


先月26日、スガイがアオノリを食べる様子を撮影した。 このスガイは去年の10月に採集した個体で、4月で半年になる。 夏を乗り切ることができればきっともう大丈夫。

スガイの写真1(2月26日撮影)

スガイの写真2(2月26日撮影)


3月7日頃にオナジマイマイが産卵。 去年の秋の卵から孵った稚貝は一回り程度大きくなった。

令和8年3月11日

スガイの居る硝子瓶の底には床材として、小石を水切り網で包んだものが置いてある。 この網が伸びたらしく、網の中に小さなスガイが潜り込んで居た。 スガイが弱るといけないので、網を破ってスガイを取り出して、新しい網に交換した。

令和8年3月12日

飼育中のアツブタガイが触角を振りながら元気に歩いて居た。 それを撮影しようとしたら、アツブタガイは触角を引っ込めて動きを止めた。 なので今回は撮影を諦めた。

令和8年3月13日

今日、アラムシロが1匹死亡した。 数日前にも1匹死んだ。 アラムシロは昨年9月12日に5匹採集したもの。

一週間ほど前からアラムシロが水面から出る様になった。 水槽の中には沢山のカイアシ類(プランクトン)が居た。 水質が悪くなったのかもしれない。

生き残った3匹のアラムシロにイカの切り身を食べさせてから、海水を全て交換して様子を見る。


タマキビのうち何匹かがやせ細ってきた。 寒いと食欲が落ちるのかもしれない。 別の暖かい部屋で飼育中のマルウズラタマキビは痩せて居ない。 なのでタマキビの飼育容器をその暖かい部屋に移動した。


飼育中の色々な巻貝の殻が徐々に溶け、白くなってきた。 溶けた殻は恐らく元に戻らないけれど、これ以上溶けていくことは防ぎたい。

令和8年3月15日

1月1日に孵化したチャコウラナメクジは成長して、大きな個体では長さが1センチメートル前後になった。 このまま大きくなってほしい。

今日、海でカキ殻を拾った。 タマキビやマルウズラタマキビの飼育容器にカキ殻を敷くつもり。 カキ殻にはヨコエビやイソコツブムシが付いて居た。 これらの生物をなるべく取り除く様に注意した。 けれども気づかず何匹か持ち帰ってしまった。

令和8年3月16日

生き残った3匹のアラムシロは元気。 飾りとして入れた二枚貝の殻にくっついた状態。 水の上に出る様子も無い。 アラムシロを箸で摘んでひっくり返すと彼らは自分で起き上り動き始めた。

飼育中のタマキビのうち痩せた個体が餌を探すかの様に徘徊して居た。 タマキビに焼き海苔を近づけるとタマキビはすぐに海苔を食べ始めた。

令和8年3月17日

昨日、水のpHを測った。 調べた水槽はタマキビ、マルウズラタマキビ、スガイ、イシダタミ、アマガイのもの。 それぞれの水のpHは7から8の中性で、特にタマキビの水槽のpHが高かった。 どの水槽も最後に換水してから6日ほど経過して居た。

同じく昨日、タマキビとマルウズラタマキビの水槽にカキ殻を敷いた。 平たい殻を水切り網に包んで沈めて、膨らんだ形の殻を積み上げて陸地を作った。 今後、貝の様子を見ながらカキ殻の数や配置を調整するつもり。


今日の時点ではタマキビやマルウズラタマキビは、元からある古いカキ殻から離れない。経験上、彼らは新しい物に慣れるのに時間がかかる。

新しいカキ殻は少し磯臭い。 暫くは換水の頻度を上げよう。

アマガイ、イシダタミ、スガイの水槽にも新しいカキ殻を入れた。 どの貝も新しいカキ殻を齧り始めた。 今後は定期的に新しいカキ殻を水槽に入れよう。 古くなったカキ殻は細かく砕けば肥料になる。

令和8年3月19日

タマキビが海苔を沢山食べる。 気温が高くなってきたからか。

奥付

瀬戸内海の小さな生き物たち